アフガニスタンのカブールで、がれきのそばを歩く人たち=2026年3月18日(写真:REUTERS/Sayed Hassib)

パキスタンのタラル情報・放送相によりますと、今回の決定は、同じイスラム圏の「兄弟国」であるサウジアラビア、カタール、トルコからの提案を受けたものだということです。タラール大臣は「イスラムの規範に基づいた善意のしるしだ」と強調する一方で、「国境を越えた攻撃やドローンによる攻撃、またパキスタン国内でのテロ行為が発生した場合には、直ちに作戦を再開し、さらに強度を高めて反撃する」と警告しました。

両国間では、今月16日にアフガニスタンの首都カブールで行われた空爆をめぐり、緊張が高まっています。アフガニスタンのタリバン暫定政権側は、パキスタン軍が薬物依存症の更生施設を攻撃し、数百人の死傷者が出たと主張していますが、パキスタン側はこれを否定し、標的は軍事施設や弾薬庫であったと反論しています。

両国の国境付近では、パキスタンによる空爆への報復としてアフガニスタン側が越境攻撃を行ったことを受け、先月末から戦闘が激化していました。これにより、昨年10月にカタールの仲介で合意された停戦は事実上崩壊した形となっています。